近況

最近定期を(学校⇔家)の直通に変えたせいもあって
途中のターミナル駅で飲めなくてストレスがたまりまくりです。

やむを得ず学校の近くのもつ焼き屋で飲んでたら
隣の三十路半ばのお兄さんが,
皮膚科の皮膚のただれた写真の載った症例論文を見ながら
もつ焼きを食べてました。

そのとき私はたまたま
「交通事故処理中の警官に,酔っぱらい(らしき人)がつばを吐きかけたら
警官につるし上げられ,ばたばた足を振り上げたら捕まった」
という判例を読みつつ酒を飲んでたのですが
明らかに負けてます。何を勝負しているのかわからないのですが。

閑話休題
消費者法の教科書を読んでいて,
ちょうど公序良俗違反(民法90条)の適用範囲が
国の秩序違反→経済的不平等是正→新憲法下での労働基本権・男女平等
→社会的妥当性全般
と広がる状況を説明している箇所で,ここの注に
「最近では,国家の保護義務を媒介にして,公序良俗の意義を再構成する立場がある」
(山本敬三「現代社会におけるリベラリズムと私的自治」論叢133巻4号・5号(1993年))
という注がありました。
山本先生は京都大学教授で著名な民法の先生なのですが,
こんなスケールの大きい仕事をされていたのですね。
教科書・参考書系での印象が強いので少しびっくりしました。

法律をかじっているにもかかわらず
最近「国家」だの「リベラリズム」という言葉をついぞ聞かなくなった私は
ちょっとドキドキしてしまいました。
ついでに,自分の中の権力指向性をちょっと感じてしまいました。
今の学校は反権力志向の人が多いので
おおっぴらにはできないのですが(笑)

まとまりのないことこの上のない文章ですが
ま,これが近況と言うことで。